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カラー
.cube

LUTの正しい使い方と自作
.cubeで“自分の色”を再利用する

「LUTを当てたら濁った」「思った色にならない」——それは使う場所と順番を間違えているサインです。 LUTの仕組みを理解し、正しく当てる方法と、自分のグレーディングを.cubeとして書き出して使い回す方法までまとめました。

この記事のゴール ① LUTの種類(入力LUT/クリエイティブLUT)を理解し、② 正しい場所に当て、③ 強度を下げて自然に使い、 ④ 自分の色を.cubeで書き出して次の案件でも再利用できるようになること。

LUTとは「色の変換表」

LUT(Look Up Table)は、ある色を別の色へ置き換える対応表です。ワンクリックで映像の色をガラッと変えられますが、 “整った素材”に当てて初めて機能するのがポイント。露出やホワイトバランスが崩れた素材に当てても、崩れたまま色が乗るだけです。

2種類のLUTを混同しない

Premiereでは、LUTを当てる場所が2つあり、役割が違います。

種類当てる場所役割
入力LUT(テクニカル)基本補正 → 入力LUTLog素材を“標準の見た目”に戻す(変換)。補正の前段
クリエイティブLUT(Look)クリエイティブ → Look雰囲気・世界観を乗せる“味付け”。補正の後段

濁る原因の多くは、この2つの取り違えです。Log素材の現像は入力LUT、雰囲気づくりはクリエイティブLUTと覚えてください。

ファイル形式:.cube と .look

  • .cube:最も一般的。After Effects・DaVinci・Final Cut でも使える汎用フォーマット。自作もこれ。
  • .look:Premiere専用のLumetri Lookプリセット。他ソフトでは使えない。

「他ソフトでも同じ色を使いたい」なら.cube一択です。

LUTを当てる手順

  1. まず基本補正で土台を整える 露出・WB・コントラストを整える。LUTは仕上げ。順番が命です。
  2. クリエイティブ → Look で選ぶ ドロップダウンから内蔵Lookを選ぶか、「参照」で自分の.cubeを読み込みます。
  3. 強度(Intensity)を下げる 100%は効きすぎ。50〜80%に落として自然に。ここがプロっぽさの分かれ目。
  4. スキントーンを最終確認 LUTで肌が転びやすい。ベクトルスコープで確認を(詳しくはLumetri徹底解説)。
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自分のLUTを.cubeで書き出す

気に入ったグレーディングができたら、それを資産化しましょう。次の案件でワンクリックで再現できます。

  1. グレーディング済みのクリップを選ぶ Lumetriで色を作ったクリップをタイムラインで選択。
  2. Lumetriパネルのメニューを開く パネル上部の「三本線(ハンバーガー)メニュー」をクリック。
  3. 「.cube を書き出し」を選ぶ 分かりやすい名前を付けて保存(例:Cinematic_TealOrange.cubeWarm_Skin.cube)。
  4. 次の案件で読み込む クリエイティブ → Look → 参照 で読み込めば、同じ色を一発適用。チームでの共有・配布・販売もできます。
つまずきポイント ・当てたら濁る → 入力LUTとクリエイティブLUTを取り違えていないか。
・色が転ぶ → 強度を下げる。まず基本補正で土台を整える。
・他ソフトで色が違う → .look ではなく .cube を使う。
・LUTが効かない → 素材の色空間との不一致。カラーマネジメントの記事を参照。

よくある質問

無料LUTを当てるだけで“映画っぽく”なる?

なりません。LUTは整った素材への“味付け”です。露出・WBを整え、強度を下げて使って初めて自然になります。土台づくりが9割です。

入力LUTとクリエイティブLUT、どっちを使えばいい?

Log素材を標準の見た目に戻すなら入力LUT、雰囲気を乗せるならクリエイティブLUTです。用途が違うので、両方を順番に使うこともあります。

自作LUTは売れる?

.cubeはファイル1つで配布でき、素材販売の定番商品です。ただし“万能”ではなく、特定の撮影条件向けに作るのがコツ。汎用性を謳いすぎないのが誠実です。

まとめ

LUTは「土台を整える → クリエイティブLookで味付け → 強度を下げる → 気に入ったら.cubeで書き出し」。 使う場所と順番を守れば濁りません。そして良い色ができたら必ず資産化——次の自分を助けてくれます。

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この記事は英語の一次情報をもとに検証・再構成したものです。UIや名称はバージョンにより異なる場合があります。