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エフェクト

マスク&トラッキング
モザイクや部分補正を対象に追従させる

通行人の顔やナンバープレートにモザイクをかけ、動いても自動で追いかけさせる。あるいは特定の範囲だけ明るくする—— これを実現するのがマスク+トラッキングです。仕組みと、追従を失敗させないコツをまとめました。

この記事のゴール ① マスクで“効果をかける範囲”を作り、② モザイク/ブラーで隠し、③ マスクを自動追従(トラッキング)させ、 ④ 追従がズレたときに手直しできるようになること。

マスクとトラッキングの関係

マスクは「効果をかける範囲」を囲う枠。トラッキングは、その枠を被写体の動きに合わせて自動で移動させる機能です。 この2つを組み合わせると、動く顔にモザイクを貼り付けたまま追わせる、といったことができます。

手順:顔にモザイクを追従させる

  1. 効果を適用する 隠したいクリップにモザイク(またはガウスブラー)を適用。モザイクは水平/垂直ブロック数で粗さを調整(例:各50)。
  2. マスクで範囲を囲う エフェクトコントロールでその効果の楕円マスクを作り、顔の上に配置。マスクの中だけに効果がかかります。
  3. マスクを前方向にトラック 「選択したマスクを順方向にトラック」を押すと、Premiereがフレームごとにマスクを自動追従させます。
  4. ズレたら手直し 速い動き・見切れで外れたら、その地点でマスク位置にキーフレームを打って修正します。
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トラッキングを成功させるコツ

  • 高コントラストの対象を選ぶ:輪郭がはっきりした被写体ほど正確に追える。
  • マスクはシンプルに:複雑な形はエラーの元。楕円など単純な形が安定。
  • 先にブレを消す:手ブレ映像は追従が乱れる。必要ならワープスタビライザーで安定化してから。
  • マスクの境界をぼかす:エッジをぼかすと、モザイクと背景の境目が自然になる。

部分補正にも使える

マスクは隠す用途だけではありません。「空だけ青くする」「顔だけ明るくする」といった部分的な色・明るさ調整にも同じ仕組みが使えます。 Lumetriのマスク+トラッキングで、動く被写体にグレーディングを追従させることも可能です(色の基礎はLumetri徹底解説)。

つまずきポイント ・追従が外れる → 動きが速い/見切れ。手動キーフレームで補正。
・モザイク越しに分かってしまう → ブロックを粗く、マスクを少し大きめに。
・境目が不自然 → マスクの境界をぼかす。
・処理が重い → 区間を区切る、プロキシで軽くする。

よくある質問

顔を確実に隠すには?

公開前提の映像では“念のため大きめ”に隠すのが安全です。マスクを顔より少し大きく、モザイクは粗めに。トラッキング後、全フレームで顔がはみ出していないか必ず確認しましょう。

自動追従が全然合わない。

被写体のコントラストが低い、動きが速い、手ブレがある、が主因です。安定化してから、対象の輪郭がはっきりした区間で試すと精度が上がります。無理な区間は手動キーフレームで。

After Effectsの方がいい?

複雑な追従や合成はAEのモコマスク等が強力です。ただしPremiereのマスクトラックでもモザイクやシンプルなVFXは十分。まずPremiereで完結を試し、限界を感じたらAEへ、が効率的です。

まとめ

マスク&トラッキングは「効果を適用 → マスクで範囲を囲う → 自動追従 → ズレを手直し」。 高コントラストの対象・シンプルなマスク・事前の手ブレ補正——この3つで成功率が上がります。モザイクだけでなく部分補正にも効く、応用の広いテクニックです。

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この記事は英語の一次情報をもとに検証・再構成したものです。UIや名称はバージョンにより異なる場合があります。