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オーディオ初心者向け

音の調整の基本
声を聞き取りやすく、BGMをちょうどよく

「映像はきれいなのに、なんか安っぽい」——その原因はたいてい音です。人は聞き取りにくい音声にすぐ耐えられなくなるもの。 この記事では初心者向けに、音量をそろえる・ノイズを減らす・BGMと声のバランスを取るという、最低限やれば効く3点を噛み砕いて解説します。

この記事のゴール ①メーターを見て音量をそろえる → ②エッセンシャルサウンドで声を聞きやすく(ノイズ軽減も)→ ③BGMは声より小さく、必要ならダッキングで自動的に下げる。 この3点だけで、音は見違えます。

まず「音量メーター」を見る

音量はdB(デシベル)という単位で、右側のオーディオメーターに出ます。数字は0が上限で、そこに近づくほど大きい音。 大事なのは0dBを超えないこと。超えると「音割れ(クリップ)」してバリバリ濁ります。

状態メーターの目安どうする
声(会話)だいたい -12〜-6dB でピーク聞きやすい基準。ここに合わせる
0dBに張り付く / 赤大きすぎ(音割れ)クリップの音量を下げる
-30dBより下でしか動かない小さすぎ音量を上げる(上げてもノイズが増えるなら録り直しが理想)

個々のクリップの音量は、クリップを選んで音量(レベル)を上下して調整します。まずは「声が-12〜-6dBで、割れていない」を目指しましょう。

ラウドネスの目安(配信先に合わせる)

瞬間の大きさ(ピーク)とは別に、「全体として聞こえる音の大きさ」を表すラウドネス(LUFS)という指標があります。 配信プラットフォームには目安があり、そこに合わせると「他の動画と音量差がない」自然な仕上がりになります。

配信先ラウドネス目安
YouTube-14 LUFS
Instagram / TikTok-14 LUFS 前後
ナレーション主体の動画-16〜-14 LUFS を目安に

初心者のうちは「-14 LUFSくらい」をざっくり意識すれば十分。後述のエッセンシャルサウンドにラウドネスの自動調整があるので、それに任せるのが簡単です。

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エッセンシャルサウンドで半自動で整える

Premiere にはエッセンシャルサウンドという、初心者に最適な音の調整パネルがあります。使い方はかんたん。

  1. 音声クリップを選び、エッセンシャルサウンドを開く。
  2. そのクリップが何かをタグ付けする:会話 / ミュージック / SE(効果音) / アンビエンス
  3. 「会話」を選ぶと、ラウドネスの自動一致・ノイズ軽減・明瞭度などのスライダーが出る。

特に「会話」タグの中のノイズを軽減を少し上げると、エアコンや環境音の「サー」というノイズが目立たなくなります。 上げすぎると声が不自然になるので、効きを聞きながら控えめに。まずはここを触るだけで、声がぐっとクリアになります。

声とBGMのバランス

BGMは「あるかないか分かるくらい」が基本。声を邪魔したら本末転倒です。目安は、BGMを声よりはっきり小さく(体感で声が主役、BGMは支え)。

さらに、声が入る所だけBGMを自動で下げるテクニックを「ダッキング」と呼びます。エッセンシャルサウンドの「ミュージック」タグにこの機能があります。 仕組みと細かい設定はエッセンシャルサウンドの記事(中級)で詳しく解説しています。

つまずきポイント音が割れる(バリバリ) → メーターが0dBを超えている。クリップの音量を下げる。
声が小さくて聞こえない → 音量を上げる。上げてもノイズが増える録音は、次回マイクを近づける。
BGMがうるさくて声が聞こえない → BGMを下げる/ダッキングを使う。
ノイズ軽減で声がこもる → 効かせすぎ。スライダーを控えめに戻す。

よくある質問

まず何をすればいい?

①声が-12〜-6dBで割れていないか確認 → ②エッセンシャルサウンドで「会話」タグ+ノイズ軽減を少し → ③BGMを声より小さく。この順で十分効果が出ます。

LUFSって難しそう…

ざっくり「-14 LUFSくらい」を意識すればOK。エッセンシャルサウンドの「ラウドネスの自動一致」に任せれば、数字を細かく見なくても近い値に整えてくれます。

ノイズはどこまで消せる?

軽い環境音は目立たなくできますが、消しすぎると声が不自然になります。根本的には録音の段階(マイクを近く・静かな場所)がいちばん効きます。

次に読むべき記事は?

音をさらに追い込むならエッセンシャルサウンド(中級)、テロップはテロップの入れ方、カットはカット編集の基本へ。

まとめ

音は「割れない音量にそろえる → 会話タグ+ノイズ軽減で声をクリアに → BGMは声より小さく」。 高価な機材がなくても、この3点を整えるだけで「聞きやすい=ちゃんとして見える」動画になります。映像を磨く前に、まず音を整えましょう。

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数値は目安であり、素材や配信先により最適値は変わります。まずは「声が割れず、聞き取りやすい」を目指しましょう。