テロップの入れ方
文字ツールで“読める字幕”を作る基本
文字(テロップ)が入るだけで、動画は一気に「作品」っぽくなり、内容も伝わりやすくなります。 この記事では初心者向けに、文字を打つ→見やすく整える→安全な位置に置くまでの基本を、噛み砕いて解説します。 凝ったデザインはテロップデザイン(中級)で。まずは「読める字幕」を作れるようになりましょう。
ステップ① 文字を打つ
ツールパネルの横書き文字ツール(T)を選び、プログラムモニター(映像画面)の置きたい場所をクリックして、そのまま文字を入力します。 入力が終わったら選択ツール(V)に戻すと、文字を動かせます。タイムラインには文字クリップ(グラフィック)が自動で追加されます。
文字クリップは、映像クリップの1つ上のトラック(V2など)に置くのが基本。長さは端をドラッグして、表示したい時間ぶんに合わせます。
ステップ② エッセンシャルグラフィックスで整える
文字を選んだ状態でエッセンシャルグラフィックスパネルを開くと、見た目をまとめて調整できます。まず触るのはこの3つ。
| 項目 | 役割 | 初心者の目安 |
|---|---|---|
| フォント | 書体を選ぶ | 細すぎない太めのゴシックが読みやすい |
| サイズ | 文字の大きさ | スマホでも読める大きめに。小さすぎ注意 |
| 整列(中央揃え) | 位置をそろえる | 画面の水平・垂直センターボタンで一発 |
ステップ③ 「読める」ようにする——ここが一番大事
白い文字を明るい背景に置くと、溶けて読めません。背景がどんな色でも読めるように、文字の“ふち”を作ります。エッセンシャルグラフィックスの「アピアランス」で設定します。
- 境界線(ストローク):文字の縁取り。白文字に黒の縁を1〜数px入れるだけで激変します。まずこれ。
- シャドウ(影):文字の後ろに薄い影。背景から少し浮かせて見やすくします。
- 背景(帯):文字の後ろに半透明の帯を敷く。字幕でよく使う、確実に読める方法です。
縁取り+影、または背景帯のどちらかを入れれば、まず読めなくなることはありません。「白文字+黒縁」は鉄板の組み合わせです。
ステップ④ セーフマージンの内側に置く
文字を画面の端ギリギリに置くと、スマホやTVで見切れることがあります。プログラムモニターで右クリック→「セーフマージン」を表示すると、内側に枠が出ます。 文字は内側の枠の中に収めるのが安全。左右・下に少し余白を残すと、見た目も上品になります。
・文字が画面から見切れる → セーフマージンの内側に収める。
・毎回デザインし直すのが面倒 → 気に入ったスタイルを「マスタースタイル」として保存し使い回す。テンプレ化は.mogrt(中級)へ。
・他PCでフォントが変わる → 特殊フォントは環境依存。書き出し前提なら影響は小さいが、共有時は注意。
よくある質問
「レガシータイトル」とどっちを使えばいい?
今から始めるならエッセンシャルグラフィックス(文字ツール)でOK。新しい標準で、後からの編集や使い回しもしやすいです。
読みやすいフォントは?
細いフォントより太めのゴシック系が読みやすいです。装飾フォントはタイトル用に留め、字幕は視認性重視で選びましょう。
同じデザインを毎回使いたい
スタイルを「マスタースタイル」として保存すると、他のテロップにワンクリックで適用できます。さらにテンプレ化したいなら.mogrt(中級)が便利です。
次に読むべき記事は?
デザインを凝りたいならテロップデザイン(中級)、音を整えるなら音の調整の基本、カットを磨くならカット編集の基本へ。
まとめ
テロップは「文字ツール(T)で打つ → フォント・サイズを整える → 縁取り/背景帯で読めるようにする → セーフマージンに収める」。 デザインの前に、まず「どんな背景でも読める」を最優先に。読めるテロップが作れれば、動画の伝わり方が一段変わります。
メニュー名や画面はバージョンや言語設定により表記が異なる場合があります。まずは「読める字幕」を1つ作ってみましょう。