トランジションの基本
ディゾルブを“ここぞ”で使う
場面転換の効果=トランジション。実は、プロの動画ほど大半は「カット」でつないでいるもので、 派手な切り替えは“ここぞ”という所に絞って使います。この記事では初心者向けに、定番トランジションの入れ方と、使いすぎない加減を解説します。 基本のカットはカット編集の基本もどうぞ。
まず大前提:9割は「カット」でいい
初心者ほど、切り替えのたびに派手なトランジションを入れがちですが、これは逆効果。見づらく、素人っぽくなります。 テンポよくそのままつなぐ(カット)のが基本で、トランジションは「時間や場所が飛ぶ」「雰囲気を変える」ときの味付けと考えましょう。
覚えるのはこの3つだけ
| トランジション | 効果 | 使いどころ |
|---|---|---|
| クロスディゾルブ | 前の映像に次の映像がふわっと重なる | 時間経過・柔らかい場面転換(映像の定番) |
| ディップトゥブラック | 一度暗転してから次へ | 章の区切り・大きく場面が変わるとき |
| コンスタントパワー(音) | 音をなめらかにクロスフェード | 音のブツッという切れ目を消す(ほぼ毎回) |
映像はこの2つ、音は1つ。まずはこれだけで困りません。ワイプや回転などの派手な効果は、慣れて意図が持てるようになってからで十分です。
入れ方:境目にドラッグするだけ
エフェクトパネルで「ビデオトランジション」→「ディゾルブ」→クロスディゾルブを選び、 タイムラインのクリップとクリップの境目にドラッグします。これだけ。音は「オーディオトランジション」→「クロスフェード」→コンスタントパワーを音声の境目へ。
さらに便利なのがデフォルトトランジションの適用(Ctrl/Cmd + D)。境目を選んでこのキーを押すと、標準のクロスディゾルブが一発で入ります。
長さ(デュレーション)を調整する
入れたトランジションは、端をドラッグすれば長く・短くできます。ダブルクリックで秒数を直接入力も可能。 目安は0.3〜1秒。長すぎると眠く、短すぎると効果が分かりません。まずは短めから試しましょう。
・切り替えがブツッと鳴る → 音にコンスタントパワーを入れる。
・全部の境目に入れたら見づらい → トランジションは絞る。基本はカット。
・長さを変えたい → トランジションの端をドラッグ、またはダブルクリックで秒数入力。
よくある質問
結局どれを使えばいい?
映像は「クロスディゾルブ」、章の区切りは「ディップトゥブラック」、音は毎回「コンスタントパワー」。この3つで初心者の用途はほぼカバーできます。
派手なトランジション(ワイプ等)は使っちゃダメ?
ダメではありませんが、多用は禁物。意図があるとき(バラエティ的な演出など)に絞ると効きます。まずはシンプルに。
もっと“シームレス”な凝った切り替えをしたい
マスクや動きを使った継ぎ目の見えない切り替えは中級テーマです。シームレストランジション(中級)へどうぞ。
まとめ
トランジションは「基本はカット、味付けにクロスディゾルブとディップトゥブラック、音は必ずクロスフェード」。 数を絞って“ここぞ”で使うほど、逆に効果的で洗練されて見えます。まずは Ctrl/Cmd + D と音のクロスフェードから始めましょう。
メニュー名やショートカットはバージョンや言語設定により異なる場合があります。まずはクロスディゾルブと音のクロスフェードから試しましょう。